人を恨んでると幸せになれないよ。
呪ってる状態は苦しいよ。
自分の幸せを考えたら、憎しみは捨てた方がいいよ。
よく、そういうことが言われます。
今回はこのことについて解説していきます。
ちょっと抽象的な話になるかもしれません。興味ある方はお読みください。
Contents
「人を恨んでると幸せになれない」は本当か?
これは半分本当で半分嘘です。
どういうことかと言いますと・・・
人を恨んでる間は幸せではありません。
でも人を24時間ずっと恨むことも、できません。
どんな人でも小さな恨みを持っていることはあります。
幸せそうに見える人も、一生の中で1回も恨んだことない人は、ほとんどいないはずです。
これ当たり前じゃん、と思うかもしれません。
儒教のお説教に注意
話は少し変わりまして、「人を選んでると幸せになれないよ」とアドバイスをくれる人の多くは、
ただの儒教のお説教です。
あなたが恨んでる気持ちに共感し、理解し、ともに涙を流し、共に恨んだその後で・・・
でもやっぱり「人を選んでると幸せになれないよ」と言ってくれた人は多分本物です。
しかしながらそれ以外の人は、一般道徳を述べているだけです。
あまり気にする必要はありません。
自分自身のセルフお説教にも注意
さらにそのお説教は、周り友人知人が行うだけではありません。
あなた自身が、自分自身の感情を抑え込んで、
人を恨んでると幸せになれないから、
恨むのをガマンするケースもあります。
これもまた、一般道徳に縛られてるだけです。
私本当に解放されてる場合もあります
その区別は簡単につきます。
一般道徳に縛られてる場合
我慢してたり、感情を抑え込んだりしてる場合は、いつかまた爆発します。
同じケースが、類似のケースで恨みが出てきます。
自分自身に対してか、他者や社会に対してか恨みが出てきます。
なぜなら恨みのエネルギーは解消されず、ただ抑え込んだだけだからです。
本当に解放されてる場合
とっても気楽になったら本当に解放されてます。
体感覚がすっきりしたり、同じケースは類似のケースを考えても、気にならない場合は、本当に解放されてます。
恨んでると(呪ってると)どこかに不調がくる
ちなみに、誰かを恨んでると、体や心や人間関係に問題が発生します。
だから体や心や人間関係を大切にしたい場合は、恨まない方がいいです。
でも問題は、あなたに恨む必然性があるということです。
はじめにも書いたように
「あなたの命を尊ばない存在は呪ってもいい」
「あなたの命を尊ばない存在は呪うべきです」
「なぜなら、そうすることであなたは、自分自身の尊厳を取り戻すからです」
というのは一つの真理です。
とはいえ、四六時中の呪っていて、体や心や人間関係に不調が来るのも、それはそれで大変です。
それを回避する方法があるのでお伝えします。
呪いから生じる「体や心や人間関係の不調」を回避する
これは呪咀という本にも書いたのですが、守破離の「離」を行うことです。
つまり呪う時は呪う。
呪わない時は呪わない。離れる時は離れる。
オンとオフを明確にすることです。
つまり一瞬呪って、すぐ忘れるのです。
ではどうやって忘れるか?
忘れ方については、別途解説してありますが、瞑想や座禅などがあります。
よかったら読んでみてください。
まとめ
ここまでで、「呪咀して幸せになれるか?」の問いに対して答えになってるか、
ちょっと分かりませんが、
まとめますと・・・
・呪ってる間は不幸、それを忘れてる間は幸せです。
・呪いにとらわれて、四六時中の呪咀する場合は、不幸の時間が長くなります。
・儒教のお説教に注意
・呪いをしてると、体や心や人間関係に不調が来ます。
・呪いから生じる不調の回避方法は、守破離の「離」です。
以上です。
おまけ
そういえば宮沢賢治は「全人類が幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」と述べています。
これは類的存在としての人類を考えると、真実です。
ただ幸せになりにくい仮説ではあります。
真実だからと言って、1日中1人中、全人類の不幸を考えることは、あなたの大事な人生をこうにしてしまうのでもったいないと思います。
もしも幸せな時間を増やしたいのであれば、やはり守破離が大事だと思います。
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