心の中のメモの効果をお話しします。
まずは引用をしておきます。
引用
メディテーション(瞑想)は必ずしも私たちの気分をさわやかにしてくれるとは限らないけれど、私たちのもつ多くの感情に気づかせてくれる
メディテーション(瞑想)は
心の安らぎをもたらしてくれる
なぜなら、メディテーション中は
自分の考えや問題と
本気で取り組まなくてもいいし無数の取りとめもない考えに
従って行動してみる
必要もないただ、それらを心の中に
ちゃんとメモしてあげれば
すぐに消えていってしまう‥‥‥未熟な心は
その場の情況に
すぐ左右されてしまう何か良いことが
あれば
幸福‥‥‥何か悪いことが
起これば
不幸‥‥‥手に負えない
心の迷いへのけん悪と
とらわれた心の苦しみを
十分味わった人は心の動く
方向すべてに
注意をすぐ
向けられるようになるあなたの心も
『見え始めたぞ!自己発見メディテーション』 スジャタ著 渡辺明子訳 現代教養文庫 社会思想社 p62-66
それ自身の心を
持っている
(あなたの
割り込める
場所は
どこ?)
心の中に心がある
「あなたの心も それ自身の心を 持っている」
「(あなたの 割り込める 場所は どこ?)」
この最後のフレーズが印象的です。
心の中に心があるんです。
自分の心だと思っているものは、実は2つの種類があるということです。
「心」と「それ自身の心」です。
ちょっと抽象的ですね。
ところが、これを具体的に実感することが、できます。
メディテーション(瞑想)を通じてです。
だから、実際にメディテーションやって、体験していただきたいのですが、
少し解説をします。
よく「心をコントロールしましょう、感情コントロールしましょう」、と言われています。
アンガーコントロールも流行っております。
では、この心のコントロールというのは何なんでしょうか?
心は、そんなに簡単にコントロールできるでしょうか?
例えば、怒っている時に。
「怒っているの止まれ」と言って(心に命令して)、すぐに怒ることを止まれるでしょうか?
たぶん難しいでしょう。
怒りはずっと心の中にくすぶっております。
一言「止まれ」と言っても、消えません。
我慢することはできますが、怒りの感情自体は残っております。
ではどうすればいいのか?
心をコントロールするヒントは、メディテーション(瞑想)にあります。
メディテーションをすることで、怒りの感情をメモすることで、怒りはだんだん収まってきます。
メディテーション中は、他にも色々な感情や思考が溢れてきます。
それらもただただメモしていきます。
そうすると消えていきます。
あなたは初めて、自由になれました。
今までは、荒れ狂う心、馬のように飛び跳ねる心と一体でしたが、
今やメディテーションを通じて、手綱を引くことができるようになりました。
ようやっと自由になれました。
呪咀をするには、心が自由になる必要がある
心が自由になって、ようやく呪咀をする準備ができました。
これで、呪を相手にぶつけることができます。
逆に言うと、それまでは、ただ自分の呪に振り回されているだけでした。
もちろん、たまたまその呪が、相手に届くこともあるかもしれません。
が、それはたまたまです。
再現性もありません。
次回やったら、その呪は自分自身へ向かうかもしれません。
コントロールされない呪は、刃物を振り回してるのと一緒です。
自分自身にも、自分の周りにも、血が流れることになります。
その血を回避するのは、メディテーション(瞑想)によってです。
メディテーション(瞑想)は、呪咀のための必須のスキルと言えるでしょう。
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